現代落語 「見世物小屋」

 お祭りの楽しみと言えば、出店の賑わいでございま
しょう。このごろは、クレープだの、モダン焼きだの
と、食べ物屋ばかりとなってしまいましたが、昔はっ
て申しますってぇと、そりゃ妙竹林な出店が山ほどご
ざいました。今風にお品良く言えば、ストリート・パ
フォーマンスってなことなんでしょうが、詐欺と紙一
重みたいなもんでございました。
 そんな他愛も無い、しかしほのぼのとした見世物小
屋が祭りを盛り上げておりました。今は無きな庶民の
風情と、粋な呼び込み、口上をお楽しみ頂ければ幸い
でございます。
 出し物はだんだんとエスカレートしてまいりますが、
はて、さて、どのようなサゲと相成りましょうや?!
 請ご期待!